駅前再開発は地域住民の生活に大きく影響するものですが、住民が意見を伝える場は限られます。ご都合が付く方はぜひご参加ください。
日時:平成30年10月26日(金), 27日(土) 午後7時~午後8時半(開場:午後6時半)
場所:石神井公園区民交流センター 展示室兼集会室
(練馬区石神井町 2-14-1, 石神井公園ピアレスA棟2階)
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開催概要チラシ |
また、区の計画する再開発事業についてまちづくり談話会の考えを以下に整理していますのでご一読ください。
区の主張する「事業の効果」に対する当会の意見
以下1~5の「 」部分は都市整備部西部まちづくり課の一貫した主張です。これに対する当会の考えを説明します。
まちづくり課の主張1「共同化により空地を生み出し、みどり豊かな街並みが実現」
→26階の超高層ビルは地区計画という地域の約束事(高さ35m )に違反しているばかりでなく、もしそれが出現すれば狭い敷地に圧迫感のある建物が建ち、ビル風はますます強くなり、落ち着きのない街になります。また、みどりとは本来ゆとりのある空間に植樹して初めて本来の魅力ある景観を形成するものです。
まちづくり課の主張2「補助232号線などの整備や建物の壁面後退により、安全な歩行環境が実現」
→駅直近の道路に一日2万台の車が通ると東京都は推計しています。駅前に新青梅街道を持ってくるようなもので、そのほとんどは地元とは無縁の通過交通です。これにより人は信号がなければ横断できなくなります。(警察は信号機を150m以内には設置しないという方針)。まちの中心部にわざわざ大量の通過交通を呼び込むというのは現代の感覚と逆であり、交通事故の危険性はむしろ今より増加すると言えます。また、富士街道とこの道路により人々の南北方向の移動が妨げられ街の分断化が顕著になり、交通騒音で騒がしいまちになます。これを望む住民はいないでしょう。
まちづくり課の主張3「駅前に公益施設を整備することにより、区民の利便性が向上」
→区民事務所の利用者の大半は地域の住民であり、それが駅前の過密な場所に移転することにより逆に利便性が低下します。また人々が駅前に集中することは地域の均衡ある発展を阻害します。現在の石神井庁舎は駅から徒歩3分の好立地で不便性はなく、その建物を改修または新築すればむしろその方がまち全体にとってよい結果をもたらします。
まちづくり課の主張4「建物の不燃化や補助232号線の整備により、防災性が向上」
→都市の防災性向上は大切なことですが、建物の不燃化は本来個々の建物を改良すれば達成できるものであり、都市計画道路とは無関係です。
まちづくり課の主張5「商業・業務施設の集積により、まちが活性化」
→商業・業務施設を元々過密な駅前に集中させると、人々がまちを回遊しなくなり、やがてまちを衰退させることになります。多くの人々が集まる施設は分散配置した方がまちがバランスよく発展するのに役立ちます。
以上